ウミユリはウニやナマコと同じ棘皮動物仲間ですが、幼生の時だけ海底に根を張り固着して生活し、成体になると自由に冠（花のような部分）で遊泳し捕食して移動します。中空になっているのは幼生の時の組織部分です。表面には直径3mm～13mmのウミユリの茎がありますが、裏側にも3mm～5mmの茎がびっしり付いています。

和名：ウミユリ
学名：Crinoid
年代：Paleozoic Lower Carboniferous Middle Mississippian 330 Million years ago
古生代 前期石炭紀　中期ミシシッピアン期 3億3000万年前
産地：St. Louis County Missouri. USA
サイズ：66.2mm×83.5mm×26.5mm 100g
産地情報：産地のセントルイス地域はイリノイベイシンに属しています。イリノイベイシンは古生代の間に5,000mの深さで岩石が堆積しした海盆です。北部にはミシガン・ベイシンがあり、カンブリア紀からデボン紀の岩石や化石が含まれています。地質構造や化石についてはこちらをご覧ください→ミシガンベイシン