3億5,890万年前から3億2,320万年前まで続いた古生代の石炭紀には、ミシシッピアン期とペンシルバニアン期があります。このウミユリを含んでいるGilmore City累層は、前期ミシシッピアン期の地層です。 当時の北半球は海洋部分が多く、北アメリカの中部に位置するアイオワ州はデルタ地帯や広大なラグーン（砂州やサンゴ礁）でした。そのような暖かい海の中でウミユリが生きていたと思われます。ウミユリの茎の部分の左には巻貝の化石があります。

和名：ウミユリ
学名：Crinoid Aorocrinus iola
年代：Eary Mississippian
産地：Gilmore City Formation, Gilmore City,Iowa,USA
サイズ：67.8mm×49.4mm×20.3mm 151g
産地情報：アイオワ州の北部に位置するGilmore CityとFort Dodge周辺には石灰岩や方解石の鉱山があり高純度の炭酸カルシウムの原料として採掘されています。